YKS技術業種分類とは、工藤一郎国際特許事務所が2013年5月に開発した特許・技術情報に基づく技術業種分類です。
従来見えにくかった商品・サービス、これを供給する企業、さらには企業活動が 行われる産業をより深く理解するために作成しました。長年の特許業務で培った幅広い技術の知識に、製品・サービスに関する豊富な情報を融合して構築した体系です。
(※)YKS技術分類業種分類一覧はこちらをご覧ください。
YKS技術業種分類の特徴
- 三段階の階層構造
技術に由来する階層構造を行き来することで、商品レベルから企業レベル、産業構造レベルに至るまで、様々 なレベルでの視点を変えた分析がで可能です。 なお、現在(2021年2月)は下記の構成になっています。
・ 大分類(12分類)
・中分類(62分類)
・小分類(363分類) - グローバルな視点
世界的に規格化された特許分類「国際特許分類(International Patent Classification、IPC)と対応する 分類構造になっています。グローバル視点での分析が可能です。 - 全世界の全ての特許、特許を保有する全ての企業を分類可
国際特許分類と小分類とが完全対応しています。全世界の特許とその技術を開発した企業とを分類できます。
YKS技術業種分類の活用例
YKS技術業種分類は、 企業の技術活動の実態や競争力を、産業の世界で容易に把握できる分類となるように設計されています。これを用いることで次のような分析が可能になります。
- 成長力の高い技術分野の発掘
日本の産業を今後牽引していく成長分野を発見できます。 - 投資テーマに即した有力成長企業の発掘
特定のテーマに関わる技術分野を集合して分析することで、投資テーマ毎に成長企業を発掘できます。 - 同業分野での企業間比較から成長力を分析
同じ技術分野に分類された技術的に近い企業同士を相互比較することで、成長力を相対的に分析できます。 - 上場の有無に縛られない分析
未上場企業も上場企業と同じ枠組みで分析できます。従来、情報の乏しさから注目されてこなかった成長力を秘めた未上場企業を探し出すことができます。 - 財務指標などとの組み合わせによる企業分析
財務データの分析のみでは発見できなかった新たな分析の切り口となります。さらに両データを組み合わせて利用することで、より精密で正確な分析ができます。
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