今回はYK値を使用し時価総額との関係性を分析する記事です。
株価の先行指標となるYK値の証明
【分析内容】
- 分析対象企業 東証上場企業
- 業種 メーカー系
- 分析企業数 1267社
- 説明変数X 東証業種分類内 YK値偏差値
- 目的変数Y 東証業種分類内 時価総額偏差値
- データ取得日 2024年6月30日
※業種に応じてYK値の大小、時価総額の大小に異なる傾向があるため偏差値を利用しました。
分析結果
分析結果の読み方
①係数:
YK値偏差値xと時価総額偏差値yとの間の関係(回帰式)
y = 0.667x + 18.056
②重決定R2:
上記回帰式が目的変数の値変動をどの程度説明するかを表します。
0~1の値をとり、1に近いほど当てはまりがよい。
③有意F:
説明変数xと目的変数yが無関係である確率。
一般的に0.05未満なら有用な回帰式であると判断できます。
④P値 :
個別の説明変数一つ一つが目的変数に対して関係があるかを表し、一般的に0.05以上の場合には関係がない、と判断されます。
この値が小さいと説明変数と目的変数は関係がある、と判断されます。
⑤t値 :
説明変数が目的変数に与える影響の大きさを表す指標。
値が大きいほど影響が強いことを示します。
目安としてt値が2より小さいと統計的にその説明変数は目的変数に影響を与えていないと判断します。
結論
YK値は時価総額に影響を及ぼし、YK値が大きくなると時価総額が大きくなる。
オレンジ色の楕円で囲まれている領域の企業は技術競争力が株式市場で十分には認識されておらず、時間の経過によりポジションが黄色矢印の方向(回帰直線方向)に移動する傾向があります。
本分析で使用した「YK値偏差値」および「時価総額偏差値」のCSV形式の生データは金融関係者様、知的財産関係者様、メディア関係者様に、本レポート及びデータのご利用に関する注意事項にご同意の上で、お申し出により無償で提供いたします。
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